2016年2月9日火曜日

モバイルハウス作り奮闘記

チャッチャッ。
ラーメン職人が茹で上がった麺を湯切りする音。
実にリズミカル、実に痛快である。


軽トラックの荷台に載せるモバイルハウスの製作が始まった。
今回、モバイルハウスを製作するにあたり強力な助っ人に協力をして貰える事になった。
市内在住、家具職人の匠さんである。
彼は僕が尊敬する人の一人。兄貴。おやびん。
この度、資材の提供や工具を貸してくれる等、多大なる協力を頂ける事になった。しかも、作業の指導付きと来たもんだ。何と仕合わせな事なんだ。


それにしても匠さんの指導は素晴らしく、アドヴァイスをしてくれるタイミングが絶妙。
手本を見せ、まずは実践。途中に口を挟むのではなく、作業を終えた後の"間"を感じ取り的確なアドヴァイス。
この"間"が実に心地好い。
そして、さりげなく作業をし易い環境を整えてくれる。
勿論アドヴァイスに裏打ちされた技術も卓越洗練されていて、鋸の使い方、鑿の使い方、機械の扱い方、どれをとっても余計な力が入らず、道具の特製を最大限に生かし、道具と共に作業をしている。
清流の如き流麗なる動作。
この完璧な"間"のアドヴァイス、そして流麗な動作は、正しく茹で上がった麺を湯切りするチャッチャッ、のリズムと同じだ。
仕上がった木材には新たな命が宿り、匠さんらしい力強くどっしりとした、そして温かいエネルギーに包まれている。
相対して僕はどうか。
初めて行なう作業が殆どで、ぎこちなく緊張も伴い、そのエネルギーが木材に注ぎ混まれる。
当然、仕上がった木材の切り口は歪でへなへな。
然し、作業そのものはとても面白く、作業の最中は心の内側からワクワクのエネルギーが溢れて来るのを感じている。
そんな訳でワクワクのエネルギーも注ぎ混まれている為、それが故に愛嬌のある木材の姿に愛着が湧くのである。


さりげなく、自然体でチャッチャッ、を披露する人。
僕の周りにはそんな仲間が沢山いる。
かっちょ良い。
経験を積み重ねて勘を養う。
センスを磨く。弛まぬ努力。継続。
きっと、この繰り返しを経てリズミカルなチャッチャッ、を奏でる事が出来るのだろう。

当初、勝手な目論みだと丸二日、余裕を見ても五日で完成するだろうと誠に安直な考えを持っていた
が然し、作業を始めて見るとそうは問屋が卸さない。床面の骨組みを作るだけでも丸2日掛かっている、しかも未だ途中。。。
うふふ、何とやり甲斐のある楽しい作業なんだ。
完成までにはまだ時間が掛かる。
全身全霊チャッチャッ、の練習に励むとしよう。

チャッチャッチャッ。


真吾

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